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オーディオ・シアタールーム

壁いっぱいのJAZZのLPを楽しむ8帖のオーディオルーム

つきみ野・I邸

「自宅新築を機に、念願だったオーディオルームを造ろうと思いました。」都内のレコードショップに務めるI氏ですが、専用室の夢は平坦な道のりではありませんでした。
「家族の反対もあり、当初思い描いていたよりもはるかに小さい規模に落ち着いてしまいました(笑)。結果的に8帖のスペースを確保したものの、こんな小さな部屋でまともに音が鳴ってくれるのかどうか、正直不安でした。」いくつかの工事業者を訪ねる中で、当社のショールームに訪れたI氏によると、「他の試聴室に比べると、響きが長くて驚きました。けれどもその響きが心地いいんです。響きが長くてもちゃんと音をとらえることができるので、こんな部屋が欲しいとお伝えしました。」

そんなI氏の計画プランを見せてもらうと、平面的には正方形のプランでしたが、これは定在波の発生する周波数帯域が、間口と奥行のそれぞれ方向で一致してしまうため、低域にクセのある響きになる可能性を指摘しました。ですが家全体の間取りの都合もあり、プラン変更が難しかったため、スピーカー背面の壁を全面収納とし、CDとLPによる吸音に期待をしました。「ROGERS LS3/5AとONKYOの名器GS-1を所有していたのですが、全然鳴ってくれないスピーカーだったのでしまっておいたのですが、部屋が出来て聴いてみると朗々と鳴りだしたのです。特にこの広さなのにボリュームを上げても音が飽和せず、ツェッペリンなどのロックをかけても耳に痛くないのが驚きです。」と語るI氏。
念願だった専用室は、壁いっぱいのLPレコード棚を前にした至福のプライベート空間となりました。

設計のポイント

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1.正方形プランの定在波対策
2.浮コンクリート下地にピンカドフローリ
 ングによる床の高剛性振動対策
3.壁・天井は高面密度の乾式ボード下地
4.高い天井(2.55m)と2重防音窓による閉塞感のない防音空間
5.200Vステップダウントランスをはじめとした数々の電源対策

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重い遮音天井を支えるための梁だが、この
梁は2階の床とは繋がっておらず、振動が建
物に伝わらないようになってる。

●床・壁・天井の構造の重要性

私達はオーディオを聴くときにスピーカーから出た直接音の他に、床・壁・天井の各部位に反射した間接音も同時に聴いています。
その間接音に、振動から生じる余計な付帯音が乗らないようにしっかりとした重い材料で造ることが、オーディオルーム造りにおいて重要なポイントになります。たとえば一般住宅の壁を手で叩いてみると、ボンボンと音がなりますが、微小ではあっても、そのような付帯音を伴った反射音を聞いていることになります。小音量再生では聴こえなかった歪音は大音量時では、スレッショルドレベルをオーバー、音の飽和感と雑味感となって意識されるようになります。
このように振動しにくい高剛性の面構造は、ハイエンドのコンポーネントの設計思想である「高剛性・無共振」に共通することでもあります。

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浮床コンクリート施工前の写真

●アナログ再生は床の剛性が特に重要=コンクリートの浮床

オーディオにおける電気系と機械系の変換接点はスピーカーとレコードプレイヤーです。スピーカーの機械振動エネルギーは床に伝わります。レコードプレイヤーのカートリッジはレコード上の振動のみを拾いあげることが至上命題ですので、極力その影響を受けないような配慮が必要となります。
本例では、振動しにくい高剛性の床として、厚さ15cmのコンクリート床を採用することにより、SPの床振動による伝搬を防ぎ、最善のアナログプレイヤーの設置環境を構築しました。
同時に、SP音の床面の個体振動・二次放射音を抑制、音像の安定感とSN感のよい再生音音場が得られています。

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