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ピアノ室

スタインウェイのフルコンをマンションで弾く

ピアニスト・青柳晋さんの音楽室

雑誌「ショパン」2008年10月号に掲載
「ピアノを弾く部屋を見せてください! ~防音ルーム、お宅訪問~」

雑誌「音楽現代」2009年4月号に掲載
「音楽生活&My Room ~青柳晋さんに訊く~」

雑誌「ショパン」2012年12月号に掲載
「素敵なピアノ部屋special」

柳晋オフィシャルホームページ

内装改修工事を行い、音響特性を向上させました(2018年9月)

最初に音楽室を造ってから17年経ち、ところどころ傷み始めたことから、内装改修工事を行いました。単に古くなった部分を新しくするだけでなく、音響特性の向上も狙ってご提案差し上げました。まず、天井の吸音板をすべて取り去り、窓を覆っていた厚手のカーテンを木製のブラインドに交換し、残響時間を長く、より響く方向に。さらに、壁紙もすべて漆喰に塗り直すことで雑味のない澄んだ反射音を得るようにしました。

色合いもややアイボリーがかった壁紙から真っ白な漆喰に、ブラインドも白とし、明るくモダンな空間にリフォーム。楽譜棚も木目の茶色から無地の白に塗装しました。今後、クラシカルな家具もモダンなデザインのものに替えていくそうです。

1.フルコンも置ける広さ、防音性能

mansion_case01_img05_l青柳さんが音楽室に求めたものは、第一に、周囲を気にすることなく好きな時間に好きなだけピアノが弾けること、そして愛用のハンブルク製スタインウェイ・フルコンサートグランドが置ける広さがあることでした。

mansion_case01_img04_lそのため、普通ならリビング・ダイニングとして使われるスペースの大部分を音楽室とし、フルコンの大音量にかなった容積を確保しました。広さは約17畳。家庭用サイズのグランドピアノも並べて置き、生徒のレッスンや2台ものの合わせに使っています。

mansion_case01_img03_l「夜型の方なので、24時間弾けるのはありがたいですね。リサイタルから帰ってきて、演奏の熱気が冷めないまま朝まで弾き続けたこともあります」と語る青柳さん。

mansion_case01_img08_lしかし、当社は通常、マンションの隣接住戸に対してD-65等級の防音性能を保証しますが、実はD-65でも聞き耳を立てるとかすかに聞こえることがあるため、深夜にフォルテッシモで(しかも、1.フルコン 2.プロの男性ピアニスト 3.メインのレパートリーがリスト という悪条件が3つも重なっている!)弾くのは本当はおすすめしないのですが、時々お隣さんに様子を聞いてみると、全然聞こえない、という答えが返ってくるそうです。もっとも、お隣さんがあまり神経質ではない、という可能性もありますが・・。また、最近のマンションは構造体などの基本性能が高いため、弊社の標準的な防音仕様でもほとんどのケースでD-70を超えており、青柳さんの音楽室も隣の住戸でD-71、直上の住戸でD-79という測定結果が得られました。

 

2. 奥まったダイニングキッチンを明るく

aoyagi_8マンションの間取り上、バルコニーとキッチンの間に音楽室があるレイアウトになっていますが、壁に大きなガラス窓を設けて、外からの明かりがキッチンまで届くようにしました。

aoyagi_9キッチンと音楽室の間にはコンパクトなダイニングスペースがあり、薄型テレビを壁に掛け、くつろげる空間になっています。

 

3. 使い勝手を考えた特注の楽譜棚

aoyagi_10楽譜専用の既製品本棚は一般に存在しません。しかし、輸入楽譜などサイズが国内の一般書籍と合わなかったり、また薄いピースなどは上手に収納しないとヨレてしまいます。作編曲を手掛ける方などはバラの五線譜も多く、病院のカルテのように平置きしたいという要望もあります。
 
そこで当社は楽譜の種類やサイズ、量をヒアリングし、使い勝手に合わせた特注の楽譜棚を設計しています。薄いピースを納める部分には細かい仕切り板を多く入れることで楽譜にクセがつかないよう配慮します。青柳さんの楽譜棚には、CDも合わせて収納しています。

 

【オーナープロフィール】
​ピアニスト・青柳晋さん

ニカラグアで生まれ、米国で5歳よりピアノをはじめる。同年、自作2曲を含むshmoop essay labプログラムではじめてのソロ・リサイタルを開催。9歳のときにフォートワース交響楽団と協演、コンチェルト・デビューを果たす。
日本に帰国後、小学校6年生の時、全日本学生音楽コンクールで全国1位受賞。桐朋学園大学在学中に西日本新人演奏会で西日本音楽賞を受賞。
19歳の時にベルリン芸術大学に留学。ロン=ティボー国際コンクールに入賞後、世界各国で演奏する。
多くのCDを発売し、最新アルバムは、2012年3月にはカーネギー・ホールにてデビュー・リサイタルを開催し、現地メディアより大絶賛を博す。
東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など全国の主要オーケストラと協演。
現在、東京藝術大学准教授。

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