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ピアノ室

小規模コンサートのできる14帖ピアノ室

コンサートサロン「レ・ゼール」(埼玉県草加市)

リサイタルや各地での招待演奏といったソロ活動をはじめ、
あらゆるジャンルの弦管打楽器奏者や声楽家との伴奏を行うなど、
多忙な日々を送るピアニスト・伊藤さとみさん。
住宅の新築を機に、自宅にピアノ室をつくる計画をスタートしました。

伊藤さんには、以前ユニットタイプの防音室を購入したものの、
窮屈な感じとあまりにもデッドな響きだったため、
ほとんど使う気にならなかったという経験がありました。
そのため、今回は「響きにもこだわりたい」という強い想いと共に部屋づくりへ臨みました。

新築計画の早い段階からご相談いただいたので、住宅メーカーとも打合せを行い、
ピアノ室重視の設計を全体の計画に反映してもらうことができました。

 

ピアノ室のプロポーションを優先した設計

Wordpress_伊藤邸⑥
当初のプランでは、響きの良い部屋とするためには
部屋の形(間口・奥行き・高さの3辺の比率)が良くありませんでした。

クセのないすっきりとした響きの部屋にするためには、
部屋の形を検討することが最優先であることをお伝えすると、
「住宅部分の間取りは考慮せず、どの形にするのが良いかを教えて欲しい」と仰った伊藤さん。
すぐにプロポーションの検討をし、それを元に全体の間取りも調整して頂きました。

 

あえて「何も置かない」計画

ピアノ室を設計する際に、造り付けの楽譜棚を計画するケースはよくあります。
伊藤さんも大量の楽譜をお持ちのため、収納スペースは必要不可欠でした。

しかし、楽譜棚を設けることで若干響きが抑えられることをお伝えすると、
楽譜はあえて全て別に収納スペースを計画し、
ピアノ室には必要最低限の物しか置かないという方針にきまりました。

当社では、響きはなるべく長めに設定しておき、
必要に応じてカーテンなどで調整するという方針をお勧めしています。
完成当初、響きはかなり長くなりましたが、ミニコンサートなどでは、
人による吸音を考慮するとちょうど良くなるか短めになる程度です。

 

完成したピアノ室の響き

このように響きへのこだわりを徹底して貫いた伊藤さん。
実際に完成した部屋でピアノを弾いた感想メールをいただいたのでご紹介します。

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From: Satomi Ito
日付: 2014年12月24日 1:40
件名: 伊藤さとみです
To: 甲斐 健太

ベーゼンも、まだ気難しい状態ですが
弾いてみて、ほとんど中型(400席前後)のコンサート・ホールと変わらない位の響きで
特にmf~pppにかけての残響のふわっと残る、音のコントロールは予想以上に美しく、
感動してお電話しました。

実は某有名メーカーのユニット型防音室を過去に施工して頂いたことがありますが
ほとんど使わず・・・

いわゆる「防音」の概念で作られた空間は、演奏者にとってはあまり嬉しい空間ではなく
アコースティックさんの「音響」のコンセプトの凄さを体感しました。

(※For Your Better Music Lifeは創業当時からのコンセプトです)

また、そんな話をすると音楽家仲間の食いつきがすごくて(笑)
ピアノ室に来たいという方がこの二日で10人ほど増えました。

サロン・コンサートを行う空間として利用するのが、良いのではないかと思うようになり、
私の身近な音楽家仲間だけでなくアコースティックさんのお客様で、
これから「お部屋を何とかしたい」と本気で考えている方にも是非ご自身で体感して頂いて、
音楽活動のお役に立てればと思い、先日の件をご提案させて頂きました。

 
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Wordpress_伊藤邸②
伊藤さんの愛機1930年製のベーゼンドルファー。
このピアノとの出会いがピアノ室をつくるきっかけにもなりました。

 

遮音性能

Wordpress_伊藤邸⑤
日々演奏活動に励む伊藤さんが自宅でピアノに向き合うのはいつも夜0時から朝4時頃。
深夜帯での演奏にも、ご近所からの苦情は一切ないそうです。

窓前1m地点での遮音性能は実測でD’-50~55等級、窓のない外壁面はD’-60等級
(おおむね聞こえない程度)
ピアノの存在に気付かないご近所の方も多いそうです。
ただ二重窓にするだけではここまでの性能を出すことはできません。

 

リハーサル・サロンコンサートの場として活用

Wordpress_伊藤邸③
多くの音楽家と仕事をする伊藤さんにとって、自宅サロンはリハーサルの場でもあります。
人や楽器の出入りがし易いよう、ドアではなく引違いサッシを入口にしました。

共演者の中には、時間を気にせず良い響きの環境で日々演奏できる伊藤さんを羨む方も多いそうです。
また、地域の皆さんを招いてのコンサートも開催され、
「音楽を通じて地域を活性化したい」という想いも少しずつ実現しているようです。

先日、お歳暮をいただき恐縮してしまいましたが、
その際に頂いたお手紙を一部ご紹介します。

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今月末で入居してから一年になります。
おかげさまで、ベーゼンドルファーも、1年の弾き込みでやっと低音部まで音抜けするようになり、
またこれから1年かけて、調子を上げていくように、メンテナンスと弾き込みを続けていこうと思います。
このお部屋に移ってから、すっかり「耳」が変わってしまいました。
音楽活動をしていくにあたって、幸せな環境を実現して頂いて、ありがとうございます。

(中略)

個人的にも音楽関係者をスケジュールの合う限りお招きして、響きの良さを味わって頂いていますが、
居心地が良いこともあってか見事に「夜まで帰りません(笑)。」
「一度来たら出てこられない部屋」と呼ばれています。
どのジャンルの演奏家にとっても、それだけ心地よいという実証だと感じます。
(しかも、全員がそうなのですから・・・)
1人でも多くの方に演奏環境を整えることが自分自身の音楽づくりの財産になるのを知ってもらいたいと思います。

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良い楽器を求めるのは音楽家の性だと思いますが、
部屋にこだわりを持つ音楽家は多くないのが現実かもしれません。

しかし、伊藤さんの部屋に来られた多くの音楽家の方は、
響きの良さが良い楽器にだけ起因しているのではなく、
部屋が響きに大きく影響していることに気づいて頂けたからこそ、
ついつい長居してしまうのだと思います。

優れた演奏家であると同時に社交的で人とのつながりを大切にする伊藤さん。
見学も歓迎して下さいますので、「伊藤さんのお部屋を見たい」、
「話を聞いてみたい」という方は是非一度当社へお問合せ下さい。

 

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