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ドラム3セット設置できる広さ16帖のスタジオ

伊藤邸ドラムStudio

木造2世帯住宅を中古購入することで、1階はドラムスタジオ関係、2階は生活空間、と大胆に機能分離をすることで、理想のスタジオ造りを可能にしました。レッスンスタジオ、レコーディングスタジオとして大活躍しています。

伊藤さんのホームページ

雑誌「リズム&ドラムマガジン」2012年6月号に掲載
「ドラムが叩ける!お宅訪問」

スタジオ完成から2年が経ち、近況報告をメールでいただきました。

 

1. スタジオの計画から完成まで

 

いつから自分のスタジオを持とうと思っていたのですか?

studio_reh_case03_img01 -伊藤さん-
ドラムを本格的にやり始めた頃からです。でも現実的に考えたのは20代後半から。
その頃はバンド活動を精力的に行っていて、バンド練習以外にももっと個人練習がしたい!!! 自分のセットで毎回練習したいと思い、練習の度に自分のセットを持ち込んでセットしては片付けるという日々でした(^_^;A
その頃から自分のスタジオがあればもっと快適で楽しくかつ効率よく練習できるのになぁ…と思ってました。

本物のドラムを好きなときに自由に叩きたい・・。 ドラムの魅力に取り付かれた人は皆さん同じ思いなのでしょうね。

 

今回スタジオを造ったきっかけはあったのですか?

studio_reh_case03_img02-伊藤さん-
自分はほぼ毎日スタジオに行っていましたが、「入りたい時にスタジオが空いていない」「スタジオが空いていても自分が空いていない」など、なかなか思い通りに入る事が出来ず、個人練習はもちろん、録音の仕事やリハーサルなどもなかなか都合が合わずにロスの多い日々でした。
 
そんな中、たまたま引っ越す機会に恵まれたので、それならばいっそスタジオも造れる物件を探そう!という事になり、木造でも可能なのか?、24時間可能な のか?色々とネット等で調べたところ、数社の中からアコースティックエンジニアリングさんだけが親身になって相談にのって頂きました。
 
「どのようなスタジオを造りたいのか?」「造る場所の周りの環境(住宅街、大通り沿いなど)」「自分のライフワークとドラムとの関係」など色々とお話をさ せて頂いている中でこの方達にお願いすれば間違いのないちゃんとしたスタジオを造ってもらえると確信したので信じて造ってみようと決断いたしました。

しかし、パーソナルスタジオ実現はなかなか難しい、・・費用もかなりかかっ てしまう。引越し・転居などをきっかけに作るというケースが一番多いですね。
リフォームして作るという方もいらっしゃいますが、よほど思い詰めた? 人なんでしょうね。エネルギー要りますよ。

 

スタジオの計画から完成までのご苦労は?

before
studio_reh_case03_img03-伊藤さん-
自分の場合はまず最初に決めていた物件が流れてしまい、また物件探しから再スタートだったのですが、次の候補が見つかってすぐに相談したところ、 ここであれば理想のスタジオを造る事が出来そうとわかり、それから徐々に広さやスタジオの形など何度も打ち合わせを重ねていきました。
 
途中、イメージと違う所があれば相談し、自分が納得がいくまで色々とアイデアを出していただいて、「デザイン」、「機能性」、「遮音性」、「音の反響」、そして「工事代金」 全て納得してからの施行でした。 工事が始まってからは1ヶ月半くらいでした。
(どちらかというと打ち合わせの方がはるかに時間を費やしています(^_^;A)

いろいろ相談して練りあげて行くのが設計です。 打ち合わせの度に妥協よりは前向きに計画が進んだのが楽しかったです。 イメージに近いスタジオができたというコメントはこちらもうれしいです。

工事期間は通常ですと2週間弱ですが、躯体構造や窓などの大幅改造が前段階でありましたし、お正月を挟んだ工事でした。すでに住まわれていたので、工事騒音やら埃でいろいろご迷惑をおかけいたしました。

 

スタジオができてから、生活に変化がありましたか?

after
studio_reh_case03_img16-伊藤さん-
まず、生活全てがこのスタジオを中心に変わったという事です。
 
自宅にスタジオがあるというのは、移動、待ち時間、セッティング等のロスがない。そして常に自分の理想の音、環境でドラムが叩けるという事。
それは自分の音楽に対する向き合い方、音の研究や追求、そして音楽を通じてこのスタジオがコミュニケーションの場になり、自分の居場所になった事です。

「For Your Better Music Life」
というのは、当社創 業以来のキャッチコピーですが、お役に立っている仕事をさせていただいてると いうことはうれしい限りです。

 

広いスタジオに計画変更しましたが、どうでしたか?

studio_reh_case03_img04-伊藤さん-
当初、廊下を確保する案をイメージしていたのですが、鈴木社長の廊下も含めて「出来るだけ広い方がBEST!!」というご提案があり、 実際に造ってみるとまさにその通りでした!
広さがある事でサウンドはもちろん、気持ちにも余裕が生まれる事によって とてもいいサウンド作りが出来ていると思います。

studio_reh_case03_img06

これはクライアントの割り切りが良い結果だったということです。廊下 をなくしたからといって、不利な面が時にあったとしても、広くしたメリットの 方が圧倒的にあったということです。
実はそのメリットのひとつは、廊下スペースを取込むことによって間口が広がり、定在波が分散するような部屋の形(間口:奥行:天井高)にできたということです。 それが「響きの良いスタジオ」になっている根っこなのです。
 
そもそも音楽スタジオは、音響的なこと以外は普通の空間(もちろん居心地の良 いインテリアであることに越したことはない)であるべきだと思ってます。 音楽は生活の一部である・・ということであれば当然のことなのです。 周囲環境条件さえ許せば、相応の性能を持った窓をお勧めする由縁です。

 

窓についてはどうですか

studio_reh_case03_img05-伊藤さん-
自分の理想とする「明るく光がたくさん入ってくるスタジオ」という願いを見事に叶えて頂いて心から感謝しています。
いい音楽はやっぱり明るい健康的な環境から創られると思うので明かり取りは非常に大切な要素だと思います。 そのおかげでバンドメンバーや生徒さんからも笑顔がたくさん出ていると思います。

 

2.新しいスタジオにおけるドラムの響きについてのご感想は?

 

ドラムの響きについてはどうですか?

studio_reh_case03_img07-伊藤さん-
貸しスタジオなどでありがちな自分の音が「回る」ことがなく、タイトなサウンドです。
かといってデット過ぎずに適度に響いてくれるところが「楽器が鳴ってる!!」という感じでとても気持ちいいです。 特に低音(バスドラムやタム類など)の響きが最高です!!!
 
CDで聴くような身体の芯にドン!と響いてくれます☆
(はじめての方は皆さん必ずPAと通して低音が鳴ってると勘違いされます(^_^;A)

 

バンドアンサンブルでのサウンドはどんな感じですか?

studio_reh_case03_img08-伊藤さん-
トリオでも大人数(8人くらい)でも各メンバーの音が奇麗に分離して聴こえてくるので すごくバランス、まとまりがいいです。

studio_reh_case03_img09ギター、ベースはもちろんヴォーカルの抜け方も良いです!!
(バンドメンバーの方にも好評で、皆さん、「もう他のスタジオには入れないね」と言ってもらっています!!)

最高の評価いただきうれしいですね。 STUDIOの響きの話になるとすぐに吸音の話になるのですが、実は基本的に 部屋の形(プロポーション)に依存してるのです。
 
部屋の形を問題にしないで、吸音の少ない・多いの話になり、そして成れの果て はデッドな吸音状態にして何とか妥協してる..というのが多いんです。
 
妥協というのは、低音の響きが基本問題なのに、多くの吸音材(..あるいは その使い方=設計)が低音を吸音することなく、響きの肝である中高音を過剰 に吸音してしまってるということに気づかないでいるのです。 本来効かない薬を大量に飲めば、体調不良=デッド状態になってしまいますよ。
 
『音が「回る」ことがなく、タイトなサウンド・・』
『楽器が鳴ってる!!・・』
『各メンバーの音が奇麗に分離して聴こえてくる・・』
『ギター、ベースはもちろんヴォーカルの抜け方も良い・・』
『すごくバランス、まとまりがいい・・』
 
これらには以下、3点が設計の肝になります。
 
■すっきりとした低音の響きを得られる部屋の形
■歪みのないしっかりとした床・壁・天井の反射音
■適度で周波数バランスの良い吸音材配置

 

録音も始められてるということですが? 

studio_reh_case03_img10-伊藤さん-
今はマイクも常設していて、24時間いつでもレコーディング可能にした事により、レッスンやリハーサル、個人練習だけではなく、スタジオミュージシャンの 仕事場として、CD制作、レコーディングなど今までとは比べ物にならない程効率が上がり、仕事の量、質ともに向上したと実感しています。
 
(現在すでに数十曲のレコーディングが行われました) ドラムなどマルチMIX用の場合が多いですが、時にはバンド一発録りもしてます。
ちょっとした工夫は必要ですが、結構セパレーションも確保できてそこそこのレコーディングができてしまうんです。 想定外でしたが。

数十曲のレコーディングが行われたというのは驚きですね。でも制約がなく集中 してレコーディングができるというのは、何物にも換えられない価値ですよね。

 

レッスンの場合はどうですか?

studio_reh_case03_img17-伊藤さん-
こちらもバンドアンサンブル同様生徒さんからは絶賛です!!!

studio_reh_case03_img19特にバスドラムやタム類の低音の響きが心地よく、 みなさん「自分がうまくなったのではないか?と錯覚してしまう」と言ってもらってます!

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年配のピアノ教師や、某音楽教室では、「自分がうまくなったのではないか?と錯覚してしまう」 ような部屋は良くない・・といった迷説?がストイックな勉強方法としていまだにあるようです。
そのような自虐的考えが音楽性を育む障害となり、音楽の素晴らしさや楽しさを避け、面白くないものやただの意味のない修練の再生産の場であるとしたら、音楽そのものを否定することにもなりかねません。
錯覚させることが教育的であるといったらいいすぎですかね?

 

3.遮音性能は満足してますか?

工事後、スタジオで音を出し測定しました。
■東外壁前から1m地点での性能 D’-65
■道路(玄関)側から1m地点での性能 D’-75
■西・北外壁前から1m地点での性能が D’-70~75
■スタジオ直上の居室(2階)での性能が D-65
 

 

夜間でも使える性能だと考えていますが、実際は何時まで使えるんですか?

studio_reh_case03_img12-伊藤さん-
東窓壁側は、広い駐車場ですが、将来家が建ってもほとんど大丈夫だと思います。この辺は静かな住宅地というより市街地に近いようなところですから。
実は深夜2,3時まで使うこともよくあるんですが、全然問題ありません。道路側の玄関のところや建物の裏側へは全く聞こえません。

郊外の静かな住宅地とは違い、「街の暗騒音レベル」が高い環境です。立地的には有利な土地柄です。

 

そんなに深夜にまで使ってるんですか!外へは大丈夫でも2階の家族へは問題ないですか?

studio_reh_case03_img13-伊藤さん-
確かに聞こえることは聞こえますが、バスドラなどの低い音がかすかに聞けるだけですから、将来家族が増えても問題ないと思います。

遮音性能Dr-65というのは鉄筋コンクリートのマンションの住戸間のDr-45~50よりはるかに高い性能です。木造という弱点の構造体ですか ら、この性能は当社としては自慢したいところです。 住宅ドラムスタジオは「防音」が命。隣地側への防音性能を窓のある東面現在は広大な駐車場になっているD’-65を保証する設計にしました。 また2階住居への防音もマンション防音室並みにD-65の性能を目標にしました。

 

4. 今後の展開と抱負

 

今後このスタジオでやりたい事は?

studio_reh_case03_img14-伊藤さん-
今はネットの普及で東京だけでなく、地方から全国、そして世界へ発信する時代だと思いますので、このスタジオで最高の仲間達と最高の音楽を創って たくさんの方々に聴いてもらいたいと思っています。

WEBの時代になりましたから、いくらでも繋がれます。拠点が構築できたという ことは強みになりますね。ご活躍お祈りします。

 

今後スタジオを造ろうと考えている方へのアドバイスは?

studio_reh_case03_img15-伊藤さん-
それぞれ色々な事情、環境があると思いますが、出来るだけ早い方がいいです!
スタジオを造る事によって拡がる音楽があると思います。 必要だからこそ造る。その先に自分のやりたかった事が可能になっていくと思います。
夢を実現したい、その第一歩が動く勇気だと自分は思います。

不景気な世の中、「チャレンジの精神」ということですが。 一般的に言えば好条件が揃っても一歩をふみだすことはなかなか無いと思いますが、 伊藤さんの場合は、何を持って条件がそろったかという判断は、気持の問題と結局は「勇気」なんでしょうね。

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