HOME >> スタジオ関係 >> プライベートスタジオ >> 住宅新築時にスタジオをつくった事例



◆青森県 三戸郡五戸町下長下のTさん
・家族構成:夫婦+2歳女児
・Tさんは地元企業の会社員20代後半でギター奥さんはVocal

■木造2階建て52.5坪新築、スタジオ20帖、MIX−ROOM4帖
■住宅設計 八戸市 アルゴ建築計画室 工藤 正憲氏
■建設会社 五戸町 (株)東北産業 柿本 拓自氏
■スタジオ設計監理 (株)アコースティックエンジニアリング 鈴木
■スタジオ施工 住宅施工者に同じ


※外観1
※外観2
※スタジオ
※MIX ROOM


≪AE鈴木より、Tさんへ〜≫
  Tさんお久しぶりです。元気ですか。

新居(STUDIO完成)に入居されてから1年半ぐらいたちました。乳飲み子だった娘さんは悪戯盛りかな? スタジオの様子はいかがですか?私が最後に伺ったのは遮音測定の(大雪の次の日でした)日でしたから 引越しまえの冷え切ったガランとしたスタジオでした。それから周りの住宅もふえたのでは???

引越しご問題なく使い始めたお話はお電話では伺っていましたが、スタジオの写 真があればいただけませんか。


【Tさんの近況報告】
  スタジオの近況といたしましては、休日あるいは、平日の夜に暇を見つけて、ちまち まと活動しています。最近は、PCに録音したものをとりこんで、うち込みと生演奏半々といった形でやる ことが多くなりました。といっても、皆、社会人ですから、時間があわず進み具合も本当に遅いですが、 「やりたい事を出来る時間にすこしづつ。」で、だらだらというか、ちまちまというか、やっています。

このスタジオは、僕がやっている、あるいはやろうとしている、(良い意味で)だらだらとした活動には ちょうど良いサイズではなかったかなと思っています。家族には迷惑をかけることもありますが、近所への音漏れでの苦情といったものもありませんでしたし、 (夜9時くらいでも大丈夫みたいです。) 例えば、他のリハーサルスタジオの様に、音の(特に高音)跳ねかえりもあまり気に なりません。

今後の課題は、ドラムをダイナミックマイク数本とコンデンサー一本で如何にうまく録音するか?ということを考えていますが、これも、プライベートスタジオだからこそ時間をかけて出来ることだと思っています。今のスタジオでは地元のスタジオに比べると、音の跳ね返りがあまりないので、やりやすかったかなと 思っています。

困る事といえば、やはりうちの娘ですね、せっかくセッティングしたマイクやらなにやら、全て滅茶苦茶に してしまいます。彼女にとってはジャングルジムのように見えているのかも・・・。 でも、バンドメンバーが集まってアップテンポの曲をやると踊っていますが・・・。まあ、楽しければそれで良いかなと思っています。

以上、最近はこんな感じでした。


≪お返事を頂いて・・・≫
  写真ありがとうございました。
隣にも家が建ったようですね.平さんはこの団地では1蕃早い住人ということは知っ ていましたが 不景気とはいえこの調子だとあと数年で残りの空地にも全部たってしまって、わたし の見たことのある景色 とは一変してしまうのでしょうね(現在すでにそうかな?)。思い切ってSTUDIO造りに力をいれて正解でしたね。

地元のスタジオの音環境は良くないとの話は伺っていましたけれど、比較するとなお良くわかるのでしょうね。個人のスタジオだけあってユッタリ、マイペースのスタジオというおもむきですね。ちょうど良いサイズとおっしゃいますけど・・・・・それだけひろいのはうらやましい限りと思 うひとがほとんどだと思いますよ。夜9時ぐらいまでは演奏しているとのことですが、実際はどんな感じで音が伝播しますか。外に漏れないことを第一として設計しましたが、もう少し実感的に、具体的にお聞かせくだされ ばさいわいです。(猪俣さんの所と較べた感じはどうでしょう)

メチャクチャ静かな住宅地ですけれど隣家付近で はどうでしょう。最近の都内の同様の施工例でD'-65ぐらいで実用的にかなりのいい線で納得いただいた例があります。

スタジオを遊び場にする2歳の娘さん、ほほえましい光景ですよ。それにしても同好のお友達からはうらやましい かぎりのお話ですよ。



[問]
Tさんより住宅をつくるのだけどバンド演奏のスタジオができるのか?との問い合わせ
( 木造住宅、建設会社は土地提供の会社に既決)


  [答]
隣町の八戸市の猪俣さんの例を紹介、木造住宅でも可能とこたえる。
ただし適切な音響設計と音響に十分配慮した住宅全体の基本設計が重要と付け加える。

[問]
理解のある地元設計士に設計を依頼するが協力してもらえるか?


 

[答]
全体計画とスタジオの関係、ポイントを説明、ラフプランをいただきたい。
ラフプラン・・・faxいただく
  
基本的にOKです。
スタジオ概算見積、STUDIO音響計画、仕様書FAX
現地訪問、敷地状況視察、現地設計事務所とTさんとで打合せ、猪俣氏宅訪問音響性能チェック。
性能確認納得、実施設計、工事範囲の具体的打合せ。


◆現地設計事務所と連携してスタジオの設計図完成、見積書作成。郵送にて契約書、契約。


◆現地訪問、Tさん、アルゴ建築計画室 工藤 正憲氏、(株)東北産業 柿本 拓自氏で着工前工事打合せ。


※付近図平面図



※スタジオ平面図




※画像を[クリック]すれば拡大画面をご覧頂けます。
※測定結果表

スタジオ周辺の外部(壁から1m)で内外の音圧レベル差がD'-65を計画していたが、D'-70前後の測定結果 がでた。スタジオ内では110db前後の音を発生させたが、現実的に250Hz以上の音は測定できなくて(周囲の騒音に消されて)125Hzの帯域のみしか測定できなかった。事実上、まったく問題ない性能と判断。

スタジオ設計・管理の当社はさておき、音響的に有利な基本設計にご協力して頂いた、アルゴ設計 工藤氏や、図面に忠実に施工して頂いた(株)東北産業の皆さんの積極的なご協力に感謝したい。




≪AE鈴木より、Tさんへ〜≫
  この1年半のスタジオを使ってみて、外部への音もれの感じを再度あらためて、具体的にお聞きしたいのですが。


【Tさんのお返事】
  えーと、スタジオの遮音性能についてですが、 実際にリズム隊(ドラム・ベース)が揃って、フルで音を出したとしますとやはり低音が外に漏れているようです。漏れているというか、響いているといった方が良いでしょうか。ただ、その漏れあるいは響きですが、外壁に近づいた時に注意して分かる、という程度だと思います。

最近は皆に音を出してもらって、僕が外に行って遮音のチェックをする、ということは無いのですが、 ついさっき、オーディオからミキサーに通して低音を強調し、ギターアンプ(120W)に繋ぎフルアップに近い状態 で音を出してみましたが、外壁から、2m離れたところで微かにドラムのキック・フロアタム・ベース音が聞こえるという感じでした。

夜中に外を走るトラック、あるいはヤンキー系のマフラーを換えてある車の方がよっぽどうるさいです。猪俣さん宅と比較しますと、少し僕の家の方が遮音性能としては低いかも知れないと感じました。外壁に使用した材質のせいでしょうか?
ただ、実際の使用に差し支えないと判断しましたし、その時の印象自体2年くらい前のことなので、正直、 よく覚えていないです。すいません。

隣家との距離ですが、僕の家の外壁から隣家との外壁・窓までは少なくとも、6・7メートルあるでしょうか?それも、西側の一軒だけで 南側の隣家は庭をはさんでいる分、更に距離があります。多分、隣家の人達は、僕らがバンドを自宅でやっていることも知らないのではないでしょうか?(少しオーバーな書き方ですが・・・。)









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